しりとりについて

ちりぬるお「ただいまー」

いろは「おかえりんご！めちゃ買ってきたねぇ」

ちりぬるお「にぃに言われたしな　今日は作るぞ！」

いろは「私も手伝うよ！夕飯作り！」

ちりぬるお「お前が手を出すと大変なことになる」

いろは「えー？大丈夫だよー？」

に「だめ・・・それだけは・・・！」

ちりぬるお「ほらにぃも言ってる」

いろは「(´・ω・`)」

ちりぬるお「顔文字で喋るな！お前はいつもどおり皆と喋ってろ！」

いろは「仕方ない　ほへと勝負よ！」

ほへと「暇つぶしのバトルだね！」

いろは「勝負はターン制で3回まで行動可能！」

ほへと「よし！乗った！」

いろは「まず私のターン！」

に「え・・・何が始まるの・・・？」

いろは「りんご！ごりら！らっぱ！」

に「しりとりなの！？」

いろは「これぞハイスピード暇つぶしバトル！『しりとり決闘』！」

ほへと「二人用のしりとりでね　一つずつ単語を言うのはもう古いという発想で作ったんだよ！」

いろは「意外と頭を使うのよ！」

に「へー・・・」

いろは「さあほへと！あなたのターンよ！」

ほへと「じゃあ・・・パリ！リビア！アメリカ！」

いろは「国3連コンボ・・・最初から飛ばすわね！」

に「国3連コンボ・・・したらなにかあるの？」

いろは「ちょっと偉くなる」

に「なにそれ！？」

いろは「ならば私も・・・カラス！スズメ！メジロ！」

ほへと「くっ・・・鳥類3連コンボで来たか・・・！」

に「えっと・・・そうすると・・・？」

ほへと「ちょっと飛べる」

に「なんで！？」

ほへと「ロッカ！カルロ！ロズリエル！」

いろは「こいつ・・・禁じ手を！」

に「一つも・・・理解できない・・・」

いろは「なんとなくかっこいい言葉を言うだけのかっこいい3連コンボ！」

に「もうなんでもありだね・・・」

ほへと「ちなみにこれでイケメン度がアップする」

に「それはない」

ほへと「ぷえー」

いろは「る・・・る・・・」

ほへと「もう終わりかい？」

いろは「ルクラ！ライリック！クルーエンドリバー！」

ほへと「なんだと・・・！僕よりもかっこいい単語を！」

に「単語・・・？」

いろは「これで私の美貌が！」

に「それもない」

いろは「ぷえー」

ほへと「そういえば音引きで終わっちゃってるけどどうする？」

に「音引き・・・？」

ほへと「－　ってやつ」

いろは「－！」

に「－・・・なんて発音してるんだろ・・・」

いろは「音引きの場合は場所によってルールが変わるけど　私達の場合は繰り上げ方式で」

に「繰り上げ方式て・・・」

ほへと「となると『ば』か・・・結構難しいやつじゃんこれ」

に「そなの・・・？」

いろは「濁音は難しいもんだよ」

に「へー・・・」

ほへと「ばか！あほ！まぬけ！」

いろは「それはいけない！罵倒の3連コンボ！」

に「そもそもしりとりになってない・・・」

ほへと「ネタが思いつかないから実力行使で行くよ！」

に「実力もなにも・・・」

いろは「しかしまずいわね・・・このままだと私は負けてしまう！」

に「認めちゃうのこれ！？」

いろは「何か手は・・・そうだ！しんせつ！おもいやり！てだすけ！」

に「しりとりはどこに・・・」

ほへと「なに！？偽善の3連コンボだと！？」

に「偽善扱いなの！？」

ほへと「やるな・・・流石は俺の認めたライバル！」

いろは「あなたには・・・負けない！」

に「もうやだこのしりとり・・・」

ほへと「楽しくなってきたぜ！僕のターン！」

ちりぬるお「もう出来るぞー　皿用意してくれー」

ほへと「今行く！」

に「しりとりは！？」

いろは「ただの暇つぶしよこんなの　そんなのよりご飯ご飯！」

に「なんか・・・気になるよこのしりとり・・・」