ハエトリグサについて

いろは「風邪治った！」

ほへと「完全復活！」

ちりぬるお「完全ではないだろ！病み上がりなんだからあまり激しく動くなよ？」

いろは「動かないけど喋るよ！」

ちりぬるお「いつも通り！」

に「飯を・・・よこせ・・・」

ほへと「にぃちゃんはまだ辛そうだし休みなよー」

に「にぃ・・・元気・・・」

ちりぬるお「震えながらなに言ってやがる　もう少し我慢な」

に「なんで・・・にぃだけ・・・」

いろは「にぃちゃん体弱いからね」

ほへと「体を直して出直せ！」

ちりぬるお「治ったからって上からだな・・・」

いろは「ひれ伏すのだ！」

ちりぬるお「昨日泣いてたやつがよく言うわ」

いろは「げ・・・見てた？」

ちりぬるお「ほへとから聞いた」

ほへと「謝りながら泣いてる姿は中々よかった！」

いろは「趣味が悪い！」

ちりぬるお「ほへとの趣味はなぁ・・・」

ほへと「僕の趣味は至って普通だよ！僕以外の人類がおかしいんだ！」

ちりぬるお「お前がおかしいんだよ！」

ほへと「なしてだ！ハエトリグサ可愛いだろ！」

ちりぬるお「どこの方言だ！しかもハエトリグサの可愛さなんて俺には理解できん！」

いろは「あーわかるよーうんうんわかるー」

ほへと「さすがいろは！ちなみにどこら辺が好き？」

いろは「うーん・・・」

ちりぬるお「そもそもお前ハエトリグサ知らないんじゃ？」

いろは「知ってるよ！ふぐってるんでしょ！」

ちりぬるお「ふぐってる！？」

ほへと「オオイヌノフグリのことかな？」

いろは「そうそれ！」

ちりぬるお「全く関係ない！てか『ふぐってる』ってなんだ！『金玉ってる』ってなんだよ！」

ほへと「わかりやすくしなくても」

いろは「正直に言っちゃうとそれしか知らない！」

ちりぬるお「それしか知らないっていうのもかわいそうだな・・・」

ほへと「仕方ないなぁ　画像を見せてあげよう」

いろは「どんな可愛い花なんだろ！」

ほへと「こんなだ！」

いろは「うわ・・・うわあ・・・」

ほへと「可愛いでしょー！この丸みを帯びたフォルムについたトゲが美しい・・・！」

ちりぬるお「理解できん・・・」

ほへと「その口でハエを食べるときがまた可愛いのよ！」

いろは「ハエ食べるの！？」

ちりぬるお「いや名前の通りだろ」

いろは「植物って一体・・・」

ほへと「ハエをぱっくんする時のねー　よだれみたいに垂らす粘液がいいのよー」

いろは「うげー」

ほへと「いつかその口で・・・僕の・・・ないかな・・・」

ちりぬるお「暴走し始めたな・・・」

いろは「あー！言ってること聞こえなーい！」

ほへと「ハエトリグサは別名『ヴィーナスフライトラップ』とも言う！女神の飛ぶ罠とか中二心をかき乱してくれる・・・！」

ちりぬるお「もう止められないな・・・」

いろは「ほっとこうよ・・・」

ほへと「ここまで完璧なハエトリグサだけど実はハエ意外も食べるっていう・・・」

に「食べれるの？」

ほへと「そりゃもちろんナメクジとかも食べ」

に「その草・・・食べれる・・・？」

ほへと「え？・・・それはさすがに・・・」

に「愛せるなら・・・どんな意味でも・・・食べれるでしょう・・・？」

ほへと「いや性的には全然可能だけど・・・」

ちりぬるお「可能なの！？」

ほへと「口に入れるのは・・・一般人のカニバリズムと一緒だから・・・」

ちりぬるお「お前どんだけ愛してんだ！？」

に「じゃあにぃがほへとを食べても・・・」

ほへと「にぃちゃん？なんで近づいてくるの？」

に「いただきます・・・」

ほへと「来るなぁぁぁ！！助けてぇぇぇ！！！」

ちりぬるお「ほっとこ」

いろは「そうだね」