空腹について

いろは「お腹空いた･･･」

ほへと「ぬるお帰ってくるの遅いねー」

に「とりあえず･･･ほへと食べよう･･･」

ほへと「仕方ないなぁ･･･おいしく食べてね？」

に「そう言われると･･･やっぱやだ･･･」

いろは「そもそもなんでこんなに帰り遅いの！？お腹を空かせた可愛い少女と愉快な仲間達が待っているというのに！！」

に「愉快な仲間達･･･」

ほへと「突っ込みがいないのも僕たちにとっては辛いね！」

いろは「まあ突っ込みはいないのはまだいい！なによりお腹空いたの！」

ほへと「だからほら！僕をお食べ！」

に「その台詞･･･某アンパン男以外くらいしか言わないのに･･･」

いろは「そんな家族を食べることはできないよ！」

に「殺しはするのに･･･」

いろは「でもかじる！」

ほへと「かじるんだ！？」

いろは「ひふぇ･･･はひへふふおふあはふぇっふぇふぉふぁいのふぁ･･･」

ほへと「痛い痛い！かじりながら喋らないで！」

いろは「ぷはっ･･･して　なんでぬるおが帰ってこないのか考えよう！」

に「怒らせることしたっけ･･･」

ほへと「まさか･･･浮気！？」

いろは「最低！実家に帰らせていただきます！」

に「本人居ないのに言う台詞じゃない･･･」

ほへと「まさか･･･そこらへんで女引っ掛けてたり！」

いろは「それはない！ぬるおって私たち以外と会話するときすごいもん！」

に「何がすごいの･･･？」

いろは「汗」

に「喋るの苦手なんだ･･･」

ほへと「わかんないよ？逆ナンかもしれない！」

いろは「大丈夫！ぬるおはヘタレだから！絶対逃げる！」

ほへと「だから彼女出来ないんだね！」

に「悲しいね･･･」

いろは「お腹空いた･･･早く帰ってきて貰わないとお腹空きすぎてお腹と背中が貫通しちゃうよ･･･」

ほへと「くっつくどころか貫通するほどなんだね！」

いろは「仕方ないから私がなんか作ろうか？」

ほへと「材料は？」

いろは「天然物の素材を！そこらへんから毟ってくる！」

ほへと「やめて！雑草しか取ってこないでしょ！」

いろは「ほへとなら雑草くらい愛せるでしょ？」

ほへと「愛すると食べるは別！いろはだってぬるおの事食べられないでしょ？」

いろは「どっちの意味で？」

ほへと「物理的な意味で！」

いろは「食べるものがなくなったら仕方なく食べるよ？」

ほへと「仕方なく！」

いろは「まず足と手･･･抵抗出来ないようにしてからすぐに死なないよう内臓から･･･」

ほへと「怖い怖い！お腹空いたのはわかったから！夕飯前にその話はやめよう！」

いろは「五臓六腑をいただきます！」

ほへと「食べちゃダメ！！」

ちりぬるお「ただいま･･･」

いろは「帰ってきた！！遅すぎる！！この間に私がどれほど生きていたか知ってるの！？」

ちりぬるお「すまんすまん　あと１時間待てば２割引になるってんでな」

いろは「１時間どころか３時間くらい経ってるよ！！」

ちりぬるお「２割引になってから買おうとしたんだ　だが手に取る直前ある考えが脳裏をよぎった」

ほへと「よぎんないでよ！」

ちりぬるお「もう少し･･･もう少し待てば半額になるんじゃないかと･･･」

いろは「結果的にあと２時間待ってたわけ！？」

ちりぬるお「そうだ！すまんかった！」

いろは「許さない！焼き土下座を所望する！！」

ちりぬるお「そこまで！？」

ほへと「そもそもそんな巨大な鉄板ないよ！？」

いろは「仕方ないから焼肉で我慢する！！」

ちりぬるお「仕方ないから焼肉って･･･まあ肉は買って来てあるんだけどさ」

いろは「マジで！？早く食べよ！！」

ちりぬるお「レバー　半額で沢山買えた」

ほへと「･･･僕夕飯いらないや」

ちりぬるお「ホルモンも」

ほへと「ぐはっ」