wohurのブログ

深いこと考えず喋る四人の会話をお送りします

手品について

いろは「明日からゴールデンウィークだね!」

 

ほへと「僕たちには関係ないね!」

 

 

いろは「てなわけで!手品やりまーす!」

 

ちりぬるお「どんなわけだ!?」

 

いろは「ここにトランプがあっちゃいます」

 

ほへと「あっちゃうね!」

 

いろは「ぬるお!この中から好きなのを一枚選ぶとよい!」

 

ちりぬるお「何その言い方!・・・じゃあこれ」

 

ほへと「ちゃんと選ぶんだね!」

 

いろは「よーく覚えてね!」

 

ちりぬるお「任せろ!」(このあとこのトランプを当てる奴だな)

 

いろは「覚えた?」

 

ちりぬるお「多分な!」

 

いろは「多分ってなに!?とりあえずこの中に入れてね」

 

ちりぬるお「ほいほい」

 

いろは「そしてシャッフル!これでぬるおの選んだトランプはどこかへ行きました!」

 

ちりぬるお「そうだな」

 

いろは「ということで失敗です!やったね!」

 

ちりぬるお「失敗かよ!!」

 

いろは「ちなみにぬるおの選んだトランプは?」

 

ちりぬるお「ジョーカーだぜ?」

 

いろは「運がいいね!」

 

ちりぬるお「手品関係ない!?」

 

いろは「このトランプは置いといて・・・手品って相手を楽しませるものだけどさー タネを頑張って見つけようとしてる奴って手品を楽しんでくれないよね」

 

ちりぬるお「楽しむよりはタネを理解して自分も出来るようになりたいんだろうな」

 

いろは「タネを理解したところで 手品師には器用なのも必要だけどコミュ力も必要ってことをわかってないと思うの!」

 

ほへと「コミュ力の言葉の意味がわからない人用に説明するよ!そんなことも知らないの?」

 

ちりぬるお「説明するならしろよ!!でもってコミュ力ってそんな必要か?」

 

いろは「さっきの手品をコミュ力のないにぃちゃんにやらせればわかると思うよ!」

 

に「わ・・・私コミュ力あるもん・・・」

 

ほへと「無口な時点でコミュ力もくそもないよね!」

 

いろは「大丈夫!タネも簡単だから!」

 

に「失敗してたじゃん・・・」

 

いろは「ではでは!にぃちゃんの手品ショーのはじまりはじまりー!」

 

に「えっと・・・トランプ・・・一枚・・・どうぞ・・・」

 

ちりぬるお「お おう」

 

に「覚えて・・・」

 

ちりぬるお(またジョーカーか)

 

ほへと「ぬるおすごいね!」

 

ちりぬるお「それ言ったらばれるだろ!」

 

に「じゃあ・・・戻して・・・」

 

ちりぬるお「ほいほい」

 

に「それで・・・えっと・・・トランプが・・・いや・・・」

 

ちりぬるお「?」

 

に「やっぱ無理・・・!」

 

いろは「もー にぃちゃん頑張りなよー」

 

に「だって・・・これタネにしてはあまりに幼稚すぎるよ・・・」

 

いろは「幼稚じゃないもん!あくまで真剣に考えたタネだもん!」

 

ちりぬるお「そんな簡単なタネなのか?」

 

に「このトランプ・・・全部ジョーカー・・・」

 

ちりぬるお「それは酷い!絶対ジョーカーってわかるじゃねえか!!」

 

いろは「酷くないよ!だってこのジョーカー集めるためにトランプ27個も買ったんだもん!」

 

ちりぬるお「もったいな!?」

 

いろは「でもぬるおの選んだジョーカーは!ぬるおだけのものだもん!」

 

ちりぬるお「どうゆうこと!?」

 

いろは「数あるジョーカーの中でも!ぬるおはさっきのと同じジョーカーを選んだんだもん!そのジョーカーとぬるおは運命の赤い糸で繋がっている!」

 

ちりぬるお「へ?さっきのジョーカーと同じものなのか?」

 

いろは「そうだよ!なんならもっかいやってみよう!はい選んで!」

 

ちりぬるお「・・・ジョーカーだ」

 

いろは「じゃあもうそのジョーカーに赤い糸でも書いてよ!」

 

ちりぬるお「マジで?それでこのジョーカー当てたら素直に尊敬するけど」

 

いろは「書いたら戻して!」

 

ちりぬるお「本当に出来んのか?」

 

いろは「ほへと!このトランプ燃やして!」

 

ちりぬるお「はあ!?」

 

ほへと「メラ!」

 

いろは「ただのライターだね!でもよく燃える!」

 

ちりぬるお「27個分のジョーカーを・・・勿体無い・・・」

 

いろは「はい!全部燃えました!」

 

ちりぬるお「俺のジョーカーは?」

 

いろは「なかった!失敗!」

 

ちりぬるお「また失敗かよ!!」

 

いろは「まあまあ 今ジョーカーたちはこの部屋を空気となって漂っています!」

 

ちりぬるお「お?まだ続いてるのか?」

 

いろは「そして赤い糸に繋がったぬるおのジョーカーはぬるおの元へ帰っていきます!」

 

ちりぬるお「おお!戻ってくるのか!」

 

いろは「ほら!自分のポッケの中見てみて!」

 

ちりぬるお「そんな馬鹿な・・・赤い糸が入ってる」

 

いろは「赤い糸だけ?」

 

ちりぬるお「赤い糸だけ・・・」

 

いろは「ジョーカーは・・・戻って来れなかったようだね・・・でも赤い糸は残ってる ジョーカーはぬるおの中にいつまでも居続けるはずだよ」

 

ちりぬるお「うう・・・ジョオォォォォォカアァァァァァ!!!!!」

 

に「いや・・・なにこれ・・・」

 

ほへと「手品になってなくてもコミュ力でどうにか出来るっていう例らしいよ」

 

に「手品ってなんだっけ・・・」